シェル・クレイル
(c) Alice Soft


■■ ストーリー ■■

セトル=ジャン・ストニが、レノンセル伯爵の専属医として
病弱な一人娘リジエンヌ・エイパ(リズ)の治療を始めてから、
3年の月日が経とうとしていた。

困難な治療は幸いにも功を奏し、今では、
リズが病に伏せることはほとんど無くなっていた。
少女から年頃の娘へと成長した今では縁談もまとまり、
婚約者と共に邸宅を去る日が近付いている。

その、リズの幸せな旅立ちを見届けて、セトル=ジャンの
専属医としての生活は終わりを迎えるはずだった。

そして、別れの前夜。

堪えきれず、三年の間に募り続けてきた互いの想いを、
セトル=ジャンとリズは初めて言葉にする。
だが、いくら望んでも、互いの想いが遂げられるはずはない。
二人は、初めて交わしたたった一度のキスで全てを忘れようとした。
そうすることしかできなかったから。

ところが、レノンセル伯爵の命を受けた執事のフィデルが
セトル=ジャンに大陸横断列車のチケットを手渡してきた。
「お嬢様を連れて、逃げて下さい」と。
彼は詳しい理由を何も話してくれなかったが、迷ってる時間はない。
セトル=ジャンとリズは手を取り合って避暑地ミゼイユに向かう。
ただ、リズとの間に重ねていく幸せな時間だけを信じて。

──残酷な欲望に身を沈める時が来るとは、思いもせずに。



■■ キャラクター紹介 ■■

リジエンヌ・エイパ

 リジエンヌ・エイパ Lysienne Aipa(Lys/lyz)

レノンセル伯爵の私生児として生まれ、そのまま市民階
級にある母親の元で少女時代までを過ごした(エイパは
母方の姓)が、伯爵が正妻と長男を事故で亡くしたこと
がきっかけになり、邸宅へと呼び寄せられた。

多感な時期に環境が激変したせいか、一時期は随分と
荒れていたが、セトル=ジャンが治療の最中に示してく
れた優しさをきっかけにして立ち直り、今は生来の明る
い性格を取り戻している。

 セトル=ジャン・ストニ Settle-Jean Stonis

元々は開業医を目指していたが、医大を卒業し研修医を終
了する頃に「コネのない身では無理だ」と気付いて断念、医
学院に進んで薬物の相乗効果を専攻していた。

その研究生時代に、医師免許を持っていたことが縁となっ
て、レノンセル伯爵の専属医として招かれ、リズと出会うこ
とになる。

天才と言うほどではないが、医師、そして研究生としての腕
には確かなものがある。ただし、本人はそのことを全く自覚
していない。
セトル=ジャン・ストニ

オルガ・エアレ

 オルガ・エアレ Olga Earret

ベルナデットの邸宅で働いている、住み込みのメイド。もとも
とはベルナデットと愛人関係にあった富豪のメイドだった。

過去に何かあったらしく、よほどでなければ自分から好んで
他者と関わろうとはしない。その意味でも、世捨て人同然の
暮らしを選んだベルナデットの元で働くことを厭わず受け入
れている。聡明かつ働きぶりも真面目で、メイドとしての家
事一般はもちろんのこと、ベルナデットを手伝って資産管理
等の執事的な仕事もこなしている。

たまたまリズと親しくなったことで、主人公に対しても心を開
くが……。
 ベルナデット・ヴォヌハース Bernadette Vonnefhace

ヴァカンスの時期以外はほとんど空き家ばかりになる別荘地
で、世捨て人同然の暮らしをしている元上流階級の貴婦人。

年に数えるほどしか外出せず、外向きの用事は全てオルガ
に任せている。原因の一つは、彼女の目が先天的に陽光を
苦手とするからだが、もう一つ、愛人関係にあった最愛の男
性を亡くしたせいもある。つまり、過去の想い出だけを抱いて
、このまま人生を終えよう、と。

セトル=ジャンとリズに過去の自分を重ねて見ており、今後
の二人を気に掛けてくれている。

ベルナデット・ヴォヌハース




■■ ゲーム攻略 ■■

全END、全シーン、全CG回収済み。
『END_TRUE』『END_1』『END_2』
『BADEND_0』『BADEND_1A』『BADEND_1B』『BADEND_2』
の7ENDあります。

■ 各エンドの条件 ■


私がクリアした時の全選択肢です。


■ 序 章 ■


■■ 第一部 ■■

■ Aルート ■ Bルート


■■ 第二部 ■■

■ A−1   ■ B−1
■ A−2   ■ B−2



■■ おまけ ■■

『Z』キーを押すと、メッセージ枠を消す事ができます。
『A』キーを押すと、オートモードに(もう一度押すと解除)。

どちらもマニュアルに書いてありますが、
知らない人が多そうなので(w

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