痕
(c)Leaf


夢と現実、欲望と理性、そして、癒されぬ痕…。


別居中だった親父が突然の事故で死んで一ヶ月。

せめて四十九日の間くらいはと、長い大学の夏休みの終わり、
俺はかねてから予定していた旅行を取りやめ、
田舎にある親父の実家へと訪れた。

幼い頃に両親を亡くし、俺の親父に扶養されていた従姉妹たちも、
悲しみに明け暮れていた日々に決別し、徐々に明るい笑顔を取り戻しつつあった。

心に深い痕(きずあと)を残したまま、俺を優しく迎え入れてくれる彼女たち。

だが事件は、そんな彼女たちの心を、冷たく非情に引き裂いていった…。



− キャラクター紹介 −

柏木 耕一 (かしわぎ こういち)

本編の主人公。つまり俺。現在20歳の大学2回生。
先月、たった一人の肉親だった親父が事故で死に、
いろいろ理由があって、その実家に訪れている。
夏休みの終わり、計画していた旅行を蹴っての法要だったが、
従姉妹の美人四人姉妹に囲まれ、実は満更じゃなかったりもする。


柏木 千鶴 (かしわぎ ちづる)

俺の従姉にあたる人で、歳は3つ上の23歳。
去年の春に某国立大学を卒業したばかりという若さでありながらも、
必然的にこの由緒ある柏木家の家長になってしまった。
つややかな長い髪、優しい眼差し。
とかく綺麗な顔の女性というものは、冷たい印象で受け取られがちだが、
この千鶴さんという人は不思議とそんな雰囲気を微塵も感じさせない。
千鶴さんは仕種や性格も可愛らしい、とても穏和な女性なのだ。
俺の憧れの女性である。


柏木 梓 (かしわぎ あずさ)

柏木家の次女で、齢は俺より二つ下の18歳。
その可愛い顔は、確かに千鶴さんの妹と納得させるものがあるが、
性格は似ても似つかずの正反対だ。
勝ち気で負けず嫌い、責任感の強いしっかり者で、曲がったことが大嫌い。
まさに竹を割ったような性格の持ち主…とまあ、
ここまでなら好感のもてる女の子といった感じだが、こいつの場合それに加え、
短気、単純、ひいては暴力的というマイナス三要素を持ち合わせているため、
長所が相殺されてゼロになってしまうのだ。


柏木 楓 (かしわぎ かえで)

この辺りではちょっと名の知れた公立高校に通っている16歳の女子高生だ。
物静かな大人しい少女で、人と接するのが苦手なのか、
今回ここに来てからというもの、俺とは最初の挨拶以外ほとんど口をきいてくれない。
こっちが声をかけても、一瞥をくれるだけで向こうへ行ってしまい、
言葉を交わそうともしないのだ。
親しみやすい他の姉妹とは、少し毛色の違った感じの子なのである。
いや、もしかしたら、単に何らかの理由で俺のことを嫌っているだけなのかもしれないが…。


柏木 初音 (かしわぎ はつね)

15歳の高校一年生。
ここから少し離れた私立の高校に通っている。
まだ幼さを残す齢だが、やはり彼女も柏木家の女性だけあって、
テレビのCMタレントとしても十二分に通用するほどの抜群の美少女だ。
くりくりとした大きな眼は、どちらかといえばツリ目がちな梓より、タレ目がちな千鶴さん似。
それに応じてか、性格のほうもかなり千鶴寄りで、おっとり穏やか、
優しく控えめ、加えてちょっと甘えん坊という、実に女の子らしい女の子である。
まさに理想の妹を絵に描いたような美少女…それが初音ちゃんである。


日吉 かおり (ひよし かおり)

梓と同じ学校に通う、17歳の女子高生だ。
好き嫌いのはっきりした性格で、ひとことで言えばわがままな女の子だ。
梓が所属している陸上部のマネージャーを務めていて、
先輩である梓を(異常なほど)慕っている。
一方の梓は、ちょっとレズっ気があると噂な彼女を避けようとしているようだが…。


小出 由美子 (こいで ゆみこ)

20歳の女子大生だ。
俺は大学で同じゼミに所属する彼女と。偶然にも、この片田舎で出会った。
訊けば、なんでも夏休みを利用して、一人旅をしているらしい。
知的な落ち着いた感じの女の子だ。


相田 響子 (あいだ きょうこ)

月刊レディジョイという雑誌のライターで24歳。
若くして鶴来屋グループの会長になった千鶴さんを取材するため、この町へとやってきた。
見た目もかっこいい爽やかな感じのお姉さんだが、ちょっぴりおっちょこちょいなとこもある。
アクティブな面が裏目に出て、傍目から見ているとなんだか空回りしているように見えなくもない。




−「痕」攻略法 −

ネタバレ注意!


このゲームは最初から全ての選択肢は出ていないので、
ある程度決められた順序で各キャラのエンディングを見ていく事になります。

最初は千鶴さんのシナリオに入り、その後梓・楓シナリオに入れるようになります。
楓のハッピーエンドを見ると柳川シナリオに入れるようになり、
その後に初音シナリオに入れます。
全シナリオをクリアすると本屋からおまけシナリオへ、
といった順序で進みます。

各キャラクターのシナリオに入ると後戻りはできず、
そのキャラのバッドかハッピーエンドになります。

全シナリオに入れる状態での、
シナリオ分岐ポイントは以下のとうりです。


* 1.悪夢を見続ける。→ 柳川シナリオ。

* 1.お前もしかしておくってほしいのか。→ 楓シナリオ。

* 1.初音ちゃんと遊ぶ約束。→ 初音シナリオ。

* 1.千鶴に会いに行く。→ 千鶴シナリオ。

* 2.梓に会いに行く。→ 梓シナリオ。



全選択肢が出た状態の表を作ってみました。
強調された選択肢がシナリオ分岐です。
その他の選択は自由ですのでお好きなものを、
できれば全パターン見るのがおすすめです(^^)


 2.目を覚ます。
 (1.悪夢を見続ける…。)>柳川シナリオ

 1.素直に夢の内容を語ることにした。
 1.もう少しだけ我慢して、大人しく千鶴さんの
   話を聞く事にした。
 1.この無神経女ッ!と言ってやる。
 1.千鶴さん別に太ってないと思うけど。
 1.ひとこと「うまい!」と答える。
 1.初音ちゃんって、意外に大人なんだな、と言う。

 2.その辺まで一緒に行こうぜ、とさり気なく横
   に並ぶ。

 (1.お前もしかして送ってって欲しいのかー?と
    意地悪っぽく言う。
)>楓シナリオ

 1.いーや、絶対に失くしたはずだ!
 1.待って!と言って腕を掴む。
 1.千鶴さんの部屋に行ってみる。
 1.そうだけど…それが何か?
 1.なんだかすごいことになってきたね。

 1.少年チョップ連載のギャグ漫画の単行本。
 (4.アウターストーリー IN 痕。)>おまけシナリオ
 (5.柏木家の食卓。)>おまけシナリオ

 1.ゲーセンに行くぜ!

 2.わかったよ…という。
 (1.俺は初音ちゃんと遊ぶ約束してるんだ、
    という。
)>初音シナリオ

 1.やっぱり退席することにする。

 1.千鶴さんに会いに行くことにした。千鶴シナリオ
 (2.梓に会いに行くことにした。)>梓シナリオ
 


初音
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