「らぶデス -Realtime Lovers-」

らぶデス
-Realtime Lovers-
(c)2005 TEATIME

海と山に囲まれた、どこか懐かしい雰囲気を残す自然豊かな町、杜邑町。
訳あって父親から託された元旅館である「ひめゆり荘」で
主人公の柳瀬裕樹は、彼の幼馴染である若宮真帆と一つ屋根の下で暮らしていた。

のんびりとした代わり映えのない毎日も悪くないと思えた日々。
しかし、そんな日常はある日突然終わりを告げる。
以前、ひめゆり荘に同居していたいとこの芹沢綾乃・ちさ姉妹の帰郷。
そして十年前、わずかな時間であるが裕樹、真帆とともに遊んだことのあるという
不思議な少女、奈々美との再会。ゆっくりと流れていた時間が、動き始める。

キャラクター紹介

　■柳瀬裕樹（Hiroki Yanase）

本作の主人公。
母親とは幼い頃に死別し、父親とも訳あって別居中。
元旅館にして、現アパートである「ひめゆり荘」を父親から譲り受け、
学生でありながら、若くして管理人職を兼任することに。

　■若宮真帆（Maho Wakamiya）

裕樹とは１０年来の幼馴染。
性格は明朗快活で、誰とも分け隔てなく付き合えるクラスの人気者。
ただし、極度のドジっ娘。あえて悪い言い方をすれば、「バカ」。
家庭の都合で数年前から裕樹の管理する「ひめゆり荘」で同居している。
一見強気だが、色恋沙汰に関しては実は非常に奥手。
裕樹絡みでのことではよく泣き、いじける。
部屋は隣同士で、壁に空いた穴が二人の連絡口。

　■芹川千里（Chisato Serikawa）

通称（自称）「ちさ」。
従妹にあたる。直接の血のつながりはないが、裕樹のことを
「お兄ちゃん」と呼び慕う。三年前に引っ越して以来の再会。
当時から裕樹に淡い恋心を抱いていたが、別離により一時断念。
しかし、今回の再会に、その心を再び燃えあがらせることに。
手にした謎の「アンチョコ」に記された情報に従い、裕樹にアタックをかける。
その一途な想いは、良くも悪くも盲目的。
料理は得意で、ひめゆり荘のおさんどん担当となる。

　■香月奈々美（Nanami Katsuki）

裕樹のクラスにやって来た転校生。
ペットの小勇座（こゆうざ）とはいつも一緒。
かなりの美少女ではあるが、物静かな雰囲気と、
神秘的とも言える白髪から、近寄りがたい雰囲気を醸し出している。
裕樹に相当に懐いている。
１０年前、裕樹、真帆と仲良くしていた時期があった。
その時、彼女にとって忘れ難い想い出があったらしいが……

　■芹川綾乃（Ayano Serikawa）

裕樹の従姉。ちさの姉。
ちさと同様、三年前に引っ越して以来の再会。
裕樹たちの実質的な保護者であり、二人の通う杜邑学園の教師。
裕樹と真帆の担任でもある。
男女問わず生徒達からは絶大な人気を博す。
唯一の欠点（？）と言えば、少々お酒が好きなこと。
しかし、決して悪酔いはしない。どんな時でもお姉さんはお姉さん。
年齢のことをつかれると、微妙に気にし始めたお年頃。

　■委員長（Iinntyou）

裕樹たちのクラスの学級委員を努める。
眼鏡が似合う容姿も委員長そのもの。
やや素行不良である裕樹は、事あるごとに小言を言われている。
もちろん名前はあるが、ほぼ全ての生徒の間で彼女の通り名は「委員長」。
むしろ本名を知っている者の方が少ないとか。
焼きそばパンは許せないらしい。
「ともに炭水化物だから合理的ではない」とのこと。