遥かに仰ぎ、麗しの
(c)2006 Will


あの時、確かに僕は世界の果てにいた

大学を卒業して教員免許を取ったものの、教鞭をとる就職先が決まっていなかった主人公、滝沢司(たきざわつかさ)に、
上流階級の息女―お嬢様のみが通うことで音に聞こえた、『凰華女学院(おうかじょがくいん)』から誘いが来る。

一も二も無く、その誘いに飛びついた司だったが、指定された学院の所在地は、
案内状に書かれた『自然に囲まれ風光明媚な』という言葉に偽りこそないものの、
周囲に民家の一軒すら見当たらない半島の果てだった。
日に数本しか通らないようなバス停で降り、半信半疑のまま歩き続けること数十分。
突然視界が開け、何とも時代錯誤な西洋風の広大なお屋敷が姿を現す。
その建物に負けず劣らず、大袈裟な装飾を施された門の柱には、
そこが目指す場所であることを証明するかのように、『凰華女学院』の文字が刻まれていた。

やがて知らされる、真実の数々。

ここは学院の『分校』として運営されていること。
やんごとなき方々のお家事情などにより、
一般社会から隔離された少女たちのみが在籍していること。
何もかもが初耳な話ばかりだったが、全ては後の祭り。
こうして、世間から忘れ去られたような僻地に建つ女学院を舞台に、
一風変わったお嬢様たちのお相手を務める、司の教師生活が幕を開けた。


忘れない―――  あの日、かけがえのない彼女達と出会えた事を…



■■ キャラクター紹介 ■■

風祭みやび
 ■ 風祭 みやび Miyabi.Kazamatsuri.


単純・短気・短絡的の三冠王。学院を創設した風祭家の出身。
その言動は一見ワガママに映るが、本人は理事長代理の義務
を果たそうと必死。
猫かぶりが得意でエレガントに振舞っているが、ちょっとしたトラ
ブルに直面すると、すぐに化けの皮がはがれてしまう。
一族の期待に応えようとする余り、少々ルールにうるさい。

 ■ 鷹月 殿子 Tonoko.Takatsuki.


非常に大人びており、暴走するみやびを不機嫌にさ
せずに止められる数少ない人間の内の1人。
1つの事に囚われない、自由で大らかな性格。
ただし大らかすぎてなにを考えているのか解りにくく、
また、1つの事に捕らわれなさ過ぎてすぐにフラフラ
とどこかへ行ってしまうのが難点。
しばしば、学院南端にある高台から海を眺めている
姿が目撃される。
鷹月殿子
八乙女梓乃
 ■ 八乙女 梓乃 Shino.Yaotome.


おしとやかな大和撫子。しかし極度の対人恐怖症。
いつもおどおどと何かに怯えており、唯一心を許した殿子の影
に隠れている。
自分から決断する事は少なく、常に周囲に流される。
だからこそ周囲の急激な変化を恐れ、安定した現状に閉塞し
たいと願っている。
また、場慣れしていないため非常にドジで不器用。

 ■ 仁礼 栖香 Sumika.Nire.


頭脳明晰な上に運動神経にも優れ、文武両道を地で行
く優等生。
自分の感情をあまり表に出そうとしないため、クールな印
象を与えることが多い。
超が付くほど生真面目かつ几帳面な性格であり、融通が
きかないため、影では『委員長』や『寮の標準時』といっ
たあだ名を付けられているが、分校系の学院生たちから
は何かと頼りにされる存在。
仁礼栖香
相沢美綺
 ■ 相沢 美綺 Misaki.Aizawa.


屈託のない笑顔の似合う、天真爛漫な元気娘。
その明るく自由奔放に振舞う姿は、世間一般で言うところの『お
嬢様』とは大きくかけ離れた印象を抱かせる。
好奇心の赴くままに行動するトラブルメーカーだが、
誰に対しても分け隔てなく接するため、本校系の学院生にも友達が多い。
情報通を自称しており、学院内のありとあらゆる噂に精通してい
るとうそぶいている。

 ■ 榛葉 邑那 Yuuna.Hashiba.


物静かで穏やかな性格を思わせる、眼鏡の奥の優しげな微笑
がトレードマーク。
常に控えめで目立つことを好まず、自分の意見を主張すること
は少ない。
基本的に物事を静観するタイプだがさりげなく思慮深い一言
を投げかけることもあり、
落ち着いた雰囲気の中に、どこか芯の強さを伺わせる一面を
持つ。
学院内の一角にある温室の主であり、そこで珍しい品種のチュー
リップなどを育てている。
榛葉邑那




■■ ゲーム攻略 ■■

私がクリアした時の選択肢です。
「本編からはじめる」は寮の選択からの開始です。

- 本校系 -
風祭 みやび
Miyabi.Kazamatsuri.
鷹月 殿子
Tonoko.Takatsuki.
八乙女 梓乃
Shino.Yaotome.
- 分校系 -
仁礼 栖香
Sumika.Nire.
相沢 美綺
Misaki.Aizawa.
榛葉 邑那
Yuuna.Hashiba.


*全キャラクリア後に「エピローグ」が追加。

最終話『遥かに仰ぎ、麗しの』
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 ED『遥かに仰ぎ、麗しの』
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